「脂質・油脂」、「酵素(リパーゼなど)」、「食品物性」、「微生物」をキーワードとして、機能性脂質の製造や精製、酵素の性質の解析、脂質の抗菌活性、食感改良などの研究に取り組んでいます。また、バクテリオファージを用いた抗ウイルス性簡易評価、細胞を用いた毒性や機能の評価技術などの開発も行っています。
担当者
・山内 朝夫 研究室長
・大塚 遼 研究員
・渡辺 嘉 総括研究員
対応領域
- 対応業界: 食品、化粧品、医薬品、化成品、石鹸・洗剤
- 対応素材: 脂質、油脂、脂肪酸、脂肪族アルコール、脂肪酸エステル、バイオディーゼル、脂質関連物質、微生物、抗菌剤、抗ウイルス、酵素、リパーゼ、植物ポリフェノール、タンパク質、樹脂製品
- 対応技術: 抗菌活性、抗ウイルス活性、遺伝子操作、遺伝子解析、PCR、リアルタイムPCR、微生物変換、醗酵、水分量測定(カールフィッシャー法)、酸化安定性測定、粘性、食品物性測定
研究内容
トピックス
哺乳動物 乳脂の特徴を探る
我々が開発した日米油化学会公定法 Ch3a-19 を用いて、各種哺乳動物が分泌する乳脂の組成解析を行っています。動物種間の差を明らかにするとともに、進化に伴う乳脂組成の変遷を解明し、それらが生物の生存戦略とどのように関連するか考察を試みています。

脂質の組成分析や酸化安定性の評価
油脂の各結合位置における脂肪酸分布を解析する簡便な酵素法を開発しています。脂質に所望の物性や機能を持たせるための設計や加工に役立ちます。また、油脂や油脂を含む食品、化粧用クリームなどの酸化安定性や、酸化防止剤の性能も評価します。


バクテリオファージを用いた抗ウイルス性簡易評価
ヒトに感染しないバクテリオファージを用いて抗ウイルス性を評価する簡易法を開発しています。
ヘアカラーした髪の状態を長く保つヘアケア化粧品
植物抽出物のポリフェノールによる酸化架橋を利用することで、ヘアカラーで傷んだ毛髪タンパク質の結合力を強化し毛髪を修復するヘアケア用化粧品を開発しています。
植物抽出物の添加による、食品物性(硬さ、変形しやすさなど)の改変
野菜、茶など身近な食用植物素材の抽出物を用い、歯ごたえ、こしなどの食感を改質する技術を開発しています。
培養細胞を用いた生理活性や毒性の評価
食品、化粧品、医薬品等の素材について、培養細胞を用いた機能性評や安全性評価を行います。
樹脂表面へのタンパク質やDNAの吸着評価法の開発
既存のシングルユース製品と比較し、製品表面へのDNA・タンパク質の吸着量が低減し、かつ液切れも優れた高機能樹脂を開発しています。また、食品の包装やパッケージで使用される樹脂材料に対して、タンパク質等の吸着汚れを評価する方法を開発しています。
リパーゼを用いた機能性脂質の製造・精製
リパーゼを用いた応用研究を行います。リパーゼの基質特異性などを評価、活用すると高度不飽和脂肪酸(DHAなど)高含有油脂の製造、機能性油脂(高度不飽和脂肪酸、共役リノール酸、トコフェロール、植物ステロールエステル、アスタキサンチンなど)の精製、各種脂肪酸エステル(メントールエステル、バイオディーゼルなど)の製造など、機能性食品、医薬・化粧品などの素材や製品開発に役立ちます。
公定法
油脂の2位脂肪酸組成分析法ー酵素エステル交換法ー
(日本油化学会制定基準油脂分析試験法2.4.5-16, Joint JOCS-AOCS Official Method Ch 3a-19)
研究成果
-
山内 朝夫
-
大塚 遼
-
渡辺 嘉
連絡先 9:00~12:15/13:00~17:30(土日祝・年末年始を除く)
依頼試験、技術的相談、相談内容で担当部署がわからない場合は、
技術相談窓口(06-6963-8181)へお尋ねください。


