ナノインデンターによる高分子材料表面の硬さ評価

レディメード研修（第3回）

ナノインデンターによる高分子材料表面の硬さ評価

- 材料表面微小領域における硬さ・弾性率などの機械的特性評価 -

大変申し訳ございませんが、定員に達しましたので受付を終了しました。

　ナノインデンターは、試料表面の微小領域における硬さ・弾性率（ヤング率）などの機械的特性を評価する試験装置です。試料の最表面層、表面改質層、あるいはコーティング層に対して、通常、μNからmNの荷重により、nm から μm 程度まで圧子を押し込みます。計測される物理量（荷重と押込み深さ）から、それらの特性評価を行います。最近は特に、薄膜材料、材料表面の改質層やコーティング層の評価方法としての価値が高まっています。一方で、測定試料の調製やデータの解析などでのノウハウが重要とされています。
　本研修では、初心者にも本装置のおおまかな全体像をつかんでいただけるよう、近年ニーズが高いポリマーフィルム材料を中心に、測定試料の調製、装置の立ち上げと実測定、およびソフトウェアによるデータ解析と結果表示までの一連の流れについての講習と実習を行います。参加者には、実際に装置の操作も経験していただく予定です。貴重な機会ですので、ぜひご参加を検討ください。未経験者も歓迎します。

-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

プログラム

1. ナノインデンターの概要についての講習

　(13:30～14:00)

2. 測定試料調製の実習

　(14:00～14:30)

3. ナノインデンターによる測定

　(14:30～17:00)

4. データ解析と結果表示

　

5. 質疑応答

　(17:00～17:15)

（地独）大阪産業技術研究所森之宮センター　電子材料研究部　研究フェロー　玉井聡行

-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

装置の詳細については、下記のページも参考にして下さい。

/technicalsheet/24-10.pdf

＜研究所に来所される方へのお願い＞

　※発熱等の症状がある方は入館をご遠慮下さい。