生物試料の走査電顕観察
水分が多く軟弱な構造を持つ生物試料は、電顕観察時の真空状態により収縮、変形などが起こり、正しい構造を評価することができません。また、微生物のように目に見えない試料は電顕試料調製における化学固定、脱水、乾燥などの前処理時の損失を防ぐ操作が欠かせません。
本研修では細菌、酵母などの浮遊性の微生物を対象として、細胞の各種支持体への吸着、グルタールアルデヒド等を用いた化学固定、t-ブタノール等を用いる凍結乾燥等、基礎的な試料調製ついて説明します。実習部分では、細菌等のガラスプレートへの吸着、細胞の固定、脱水など、基礎的な試料調製の実習を行います。電顕観察部分では、前記方法で調整した試料の観察に加え、試料調製を行わずにカビなどの比較的大きな微生物を観察する、簡便な低真空電顕観察も行います。
開催日時 | 令和3年10月7日(木) 13:10~17:10 |
主 催 | 地方独立行政法人大阪産業技術研究所 |
開催場所 | (地独) 大阪産業技術研究所 森之宮センター |
研究本棟4階食品工学研究室、電子顕微鏡室 | |
定 員 | 4名(先着順) |
受講料金 | 一人9,600円(税込) |
※関西広域連合に加盟する府県(滋賀県、京都府、兵庫県、和歌山県、鳥取県、徳島県及び大阪府)に所在又は事業所等がない場合は、受講料が3 割増となります。
(事業所等があることがわかる書類をお持ちください。)
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- プログラム
1. 講義 生物試料の前処理(細胞の保持、固定、脱水等)方法の説明
(13:10~13:40)
(地独)大阪産業技術研究所 生物・生活材料研究部 研究フェロー 畠中芳郎
2. 実習 電顕試料調製と電顕観察
(13:40~17:10)
(地独)大阪産業技術研究所 生物・生活材料研究部 研究フェロー 畠中芳郎
(地独)大阪産業技術研究所 生物・生活材料研究部 研究員 吉井未貴
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<参考URL>
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大阪府「感染拡大防止に向けた取組み」 http://www.pref.osaka.lg.jp/kikaku/corona-kinkyuzitai/index.html
お問合せ | 地方独立行政法人大阪産業技術研究所企画部(辻谷) |
〒536-8553 大阪市城東区森之宮1丁目6番50号 | |
TEL:06-6963-8331、FAX:06-6963-8015、E-mail:mail@omtri.or.jp |
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