3Dスキャナの用途
大阪産業技術研究所では、独GOM社製の3Dスキャナ ATOS Core(3次元スキャン装置)を導入しています。この装置は測定物に投影した縞状パターン光をカメラで撮影し、その画像を解析することで立体形状を計測します。
一度の撮影ではカメラに映る部分の形状しか取得できないため、全方向から撮影を行って合成し、測定物全体の形状を3次元ポリゴンデータ(STL形式)として出力します。
3次元ポリゴンデータ(STL形式)は、3次元空間上の点を結ぶ無数の三角形の集合体として表されます。
STL形式のデータは、3Dプリンタの造形データとして利用したり、リバースエンジニアリング用ソフトウェアを使用して、3D CADデータに変換することが可能です。
また、製品の検査用途にも活用できます。測定ソフトウェア上で寸法の測定や、CADデータとの形状比較が行えます。