地方独立行政法人大阪産業技術研究所 - 当法人は、(地独)大阪府立産業技術総合研究所と(地独)大阪市立工業研究所が統合し、平成29年4月1日にスタートしました。研究開発から製造まで、企業の開発ステージに応じた支援を一気通貫で提供し、大阪産業の更なる飛躍に向け、大阪発のイノベーションを創出します。

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金属表面処理研究部 Iさん

      
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金属表面処理研究部 Iさんからのメッセージ

入所前までの8年間は、全国転勤の可能性のあるメーカーの研究員として働いていました。第一子の誕生や妻が長期間入院したことなどがきっかけとなり、妻と私の地元である関西で転職先を探し始めました。研究職としてこれまでのキャリアを活かせるという点、生まれ育った大阪に恩返しができるという点、基本的に残業がなく全国転勤もないため家族と過ごす時間をしっかり取れる点に大きな魅力を感じて入所を決めました。

金属の腐食防食に関わる仕事として、主に3つの業務に携わっています。

1)技術支援
電話やメールあるいは対面で、金属の腐食に関する技術相談の業務を行っております。腐食原因の調査のため、依頼試験で元素分析なども行っています。

2)技術開発
支援業務から更に発展させる形で、企業との共同研究や受託研究などを通して防食に関する技術の開発に取り組んでいます。具体的にはステンレスの電解研磨条件の最適化であったり、新規の表面処理技術の開発などに携わっています。

3)研究
将来的に企業との技術開発や支援業務に活かす目的で、より基礎的な内容の研究も行っています。具体的には様々な条件下で溶融亜鉛めっきの腐食速度を評価し、腐食速度が抑制される条件を見つけようとしています。今後の目標として、研究成果を新規の表面処理技術の開発に繋げたいと考えています。研究成果については、学会、論文、テクニカルシートなどで発信しています。

部署によるのかもしれませんが、比較的穏やかで協力的な職員が多いので、人間関係であまり悩むことが無い点が大きいと思います。他にも業務のかなりの部分で自身の裁量に任せてもらえたり、支援業務ではお客様からの感謝のお言葉を頂けるので、非常にやりがいを感じます。また、基本的に残業や全国転勤がないため、家族との時間をしっかり持てる点も良いと思います。

私が転職活動をしていた時、大阪技術研の職場の雰囲気や業務内容が具体的にイメージ出来ず、応募するかどうかかなり悩みました。採用応募者向けの研究所見学会の時に男性職員どうしの会話がふと耳に入りました。その時の第一印象が「フレンドリーな大阪のおっちゃん」で、直感的に「職場の雰囲気も良さそうだし、ここなら転職しても大丈夫!」という確信が持てました。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています!

業務の様子1 業務の様子2

ある1日のスケジュール

  • 9:00
    出勤/実験

    ガス腐食試験機への亜硫酸ガスの導入

  • 9:30
    業務の準備

    業務内容の確認、メールチェック、技術相談用資料の準備

  • 10:00
    技術相談

    腐食原因の調査について、お客様と打ち合わせ

  • 12:15
    お昼休み

  • 13:00
    実験

    溶融亜鉛めっきの腐食量測定

  • 15:00
    デスクワーク

    データ整理、依頼試験の報告書作成、論文執筆、学会発表用資料の作成など

  • 17:30
    退勤
      

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