物質・材料研究部 Kさんからのメッセージ
まず、大阪技術研の求人に応募しようと思ったモチベーションは「研究がしたい!」でした。私は4年間企業に勤め、新規開発品の配合設計や製造方法の確立などをメインに担当していました。難しさとやりがいを感じながら働いていく中で、もっと基礎的な研究をしたいと思うようになりました。そんな中、弊所の求人に出会いました。求人内容は私がやりたいと思うことにも合致していましたし、これまでの企業経験も生かしながら働ける職場だと思い、興味を持ちました。採用説明会に参加したところ、「技術の基盤となる研究活動を行い、産業の発展に繋がる社会貢献が行える」組織であるということを知りました。加えて、業務内容や職場の雰囲気・環境を魅力的に感じ、応募を決意しました。
支援業務としては、プラスチック材料に関する相談を受けています。具体的には、高性能化・高機能化を目指したプラスチック製品の開発のためのお手伝いやプラスチック部品の破損の原因追及、製造工程などで混入したと思われる異物の分析などです。プラスチック材料は私たちの生活に欠かせない材料なので、様々な相談事が日々やってきます。
研究業務としては、高分子・複合材料の耐久性向上を目指し、自分で重合・混練して作ったポリマーやコンポジットを用いて、機械的特性発現機構を明らかにする研究を行っています。
今はまだ依頼試験などのお客様のご要望に沿った試験・分析をするという形の業務が多いのですが、自身の基盤研究から得られたシーズを基にして、製品開発のお手伝いができるようになりたいです。
オールマイティーになんでもできることです。弊所は研究もしっかりできる職場ですが、メイン業務である企業支援もやりがいのあるお仕事です。お客様と対話しながら「何に課題があるのか」「どういう試験分析が合っているのか」を考えながらプランを提案します。そして依頼された試験分析を正確に行い、お客様に報告します。このように、技術者・研究者としての技術力も重要ですが、お客様の意図をくみ取りながら仕事を進めるコミュニケーション能力も必要です。私は実験・研究をするのも好きですが、人と話しながら課題を解決していくということが得意ですし、好きなので、幅広い能力を必要とされるこの仕事がとても楽しいです。
また、実際の企業の方々が抱える悩みなどを直接聞くことができるので、自身の研究業務の方向性や研究テーマの芽を探すのにも役立ちます。日々勉強させてもらえるとてもいい環境だと思っております。
こんなに幅広い知識や能力を活かしながら働ける職場はそうそうないと思います。かなり自由度も高く、いろんなことにも挑戦させてもらえます。私は、入所してから博士号を取得しましたし、今後は所内制度を使って海外留学にも行きたいと考えています。研究所に勤めるというと、ラボに篭ってひたすら実験!研究!というイメージを持たれる方もいるかもしれませんが、そんなことはなく、たくさん対話し、たくさん考え、たくさん研究・実験し、論文を書き、学会などで成果を発信し、(時にはたくさん飲んで(強制する風潮はありません))、自分の経験や知識を活かして、社会貢献できる職場です。大阪の産業、そして、日本の産業を支えていく仕事をぜひ一緒にしましょう!
当日の予定の確認、メールチェック
依頼試験の実施や技術相談などのお客様対応
装置使用、依頼試験の立ち合い、技術相談など
実験、データ整理、学会発表準備、論文執筆など
問い合わせがあったメールや電話の対応
翌日のTo Do Listを作成して退勤