ORIST技術セミナー
環境負荷が小さい社会の実現に役立つ
バイオ・高分子技術
プラスチックをはじめとする化学合成品は、わたしたちの生活には無くてはならないものですが、2050年までの実現が求められているカーボンニュートラル達成に向け、原料、製造プロセス、および使用後処理方法の見直しが喫緊の課題となっています。こうした課題を解決し、環境負荷を抑えた社会の実現を目指しつつ、同時に経済成長も押し進めるためには、化学合成品の原料を石油から再生可能な資源である「バイオマス」への転換や、酵素反応プロセスを導入する「バイオリファイナリー技術」が重要な鍵を握っています。また、プラスチックごみによる海洋汚染が社会課題となる中、資源循環の観点から、バイオプラスチックである海洋生分解性プラスチックの社会実装も重要な技術開発の一つです。
このような資源循環とものづくり技術開発の両立に寄与すべく、大阪産業技術研究所では、バイオマスプラスチックの開発、バイオマスから酵素反応による有用化学物質の合成、ならびに海洋生分解性プラスチックの開発・評価をおこなってきました。本セミナーでは、これらについて、最新の研究成果や技術情報を紹介します。
◇日 時:2022年10月7日(金) 13:00 ~ 16:20(受付12:30~)
◇場 所:大阪産業創造館 4F イベントホール (大阪市中央区本町1丁目4-5)
◇主 催:地方独立行政法人大阪産業技術研究所、大阪産業創造館(公益財団法人大阪産業局)
◇参加費:無料
◇定 員:先着70名