テクニカルセミナー 表面処理のNEWアプローチ!
「テクニカルセミナー」
表面処理のNEWアプローチ!水溶液電解を利用した無機化合物皮膜の作製と分析
無機化合物皮膜の代表例である「セラミックス膜」は耐久性に優れており、その中でも酸化チタン膜は新規太陽電池の電極材料、光触媒などに利用され、またジルコニア皮膜は耐熱膜、断熱膜等さまざまな形で利用されています。
しかし、そういったメリットがある一方で、従来一般的であった製膜方法は真空蒸着などの気相法であり、真空環境を必要とするため製膜コストが高く、また、厚膜化は困難でした。そこで、セラミックス膜を「水溶液電解」によって製膜できる技術をご紹介します。
電解めっきと同様の工程で製膜できるため、真空装置を必要としません。この技術を応用して導電性の低い酸化チタンやジルコニウム化合物を製膜した研究事例も解説します。プラスチックやガラスなどへの光触媒コーティングとしてビジネスへの展開も期待できる技術です。
本技術の紹介と同時に、大阪産業技術研究所にて製造業の皆様にご活用いただける「X線回折分析」・「X線光電子分光分析」・「走査型電子顕微鏡観察」など各種分析手法の紹介も行います。
◇開催日時:2024年7月23日(火) 14:30~16:30
◇開催場所:大阪産業創造館6F 会議室E
※受付開始は、開始時間の30分前です。
◇定 員: 40名(満員になり次第締め切ります)
◇参 加 費: 無料
◇講 師: 千金 正也
地方独立行政法人大阪産業技術研究所 森之宮センター
電子材料研究部 表面工学研究室 研究フェロー
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