◆報道発表日:令和7年8月7日
公設試発(初)、熟練技術者の経験・知見をAIへ昇華!
〜破壊解析ツール『フラクトアイⓇ 』の利用サービスを開始〜(10月1日より)
報道提供資料(PDF:2.5MB)
「リボーンチャレンジ・わくわく!科学縁日」チラシ(PDF:1.3MB)
レディメード研修「破面解析ソフト(フラクトアイ)を活用した金属の破面観察」(10/1、10/29)
■この度、走査電子顕微鏡(SEM)使用時にAIによる『破面解析』をご利用いただけるサービスを、全国の公設試験研究機関(公設試)で初めて開始いたします。
AI搭載の金属破面解析ソフト「フラクトアイⓇ」は、ORISTが大阪公立大学との共同研究で開発したもので、走査電子顕微鏡(SEM)の観察画像からAIが『破面解析』します。
※2025年10月1日利用開始(使用料:SEMとフラクトアイⓇの同時使用:6,600円/時間)
※破面解析
ものづくりの現場はトライアンドエラーの繰り返しで、失敗(破壊)の原因を解析することは、製品の信頼性向上に極めて重要です。
破壊した箇所(破面)の特徴を読み取り、破断要因を調査することを『破面解析』と呼びます。
■新サービスの主な特徴
★金属の破断要因を高確率で予測
疲労破壊や延性破壊といった破断要因を高確率で予測します。予測結果に寄与した領域をカラーコンターで表示可能です。
★熟練技術者の判断基準を反映
長年の破面観察から築き上げたAIによる破断要因の判断基準が、経験の浅い技術者を強力にサポートします。
利用を通じて若手技術者の解析力が高まり、人手不足、後継者不足に直面する企業の教育ツールとしても活用できます。
★今後も新たなAI破面解析技術をリリース予定
現在開発中の破壊起点の予測機能など、今後もグレードアップした技術をリリースします。
■2025年大阪・開催万博で『フラクトアイⓇ 』を体験(予約不要)
8月29日(金)「わくわく!科学縁日」で体験できます。◆会場:大阪ヘルスケアパビリオン「リボーンステージ」
◆問合せ先
大阪産業技術研究所
法人経営本部 企画部 松永(和泉センター)
TEL:0725-51-2511