プレスリリース
小麦粉利用食品の品質を向上できるタンパク質改質技術を新たに開発
色素成分のルテインによって小麦グルテン内のタンパク質分子間の相互作用を変化
日油株式会社(東京都渋谷区 代表取締役社長:沢村孝司)は、小麦粉で作られる二次加工食品(以下 小麦粉利用製品)に使用すると、小麦グルテンの物性を改善し小麦粉利用製品の品質を向上できるタンパク質改質技術を新たに開発しました。この技術は植物成分のルテインがタンパク質分子の疎水性領域に作用し、吸着する特性を応用したものであり、小麦グルテン内のタンパク質分子間の相互作用を変化させます。
本研究は地⽅独⽴⾏政法⼈ ⼤阪産業技術研究所の協⼒の元で推進され、本研究成果は⽇本食品科学工学会 一般講演(2024年8⽉29~31日開催)にて発表する予定です。本技術は特許出願済みであり、既に一部の製品で応用されております。さらに24年上市予定の麺、菓子、パン向けの新製品にも応⽤していきます。
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