内容技術開発、高度試験・分析、産学官連携
分野無機材料、有機材料
原材料から出発して、ラミネート型やコイン型のリチウムイオン電池を作製するプロセスは、塗工・組立・評価 に大きく分類されます。
塗 工:
電池活物質などの電極材料をバインダや導電助剤とともに溶媒を用いてペースト状に調整し、アルミニウムや銅の金属箔上に塗布します。乾燥後、プレスして活物質を金属箔にさらに密着させ、電極の元になるシートを作製します。
組 立:
塗工を経て作製した電極シートをラミネート型またはコイン型に打ち抜き、電解液やセパレータなどとともに構成して各形状の電池セルを組み立てます。そのために必要な低湿度環境を実現する機器類は、主にこの工程で使用します。
評 価:
組み立てた電池セルの電気化学特性を測定して、電池としての性能や特徴を調べます。主に充放電測定およびインピーダンス測定で評価します。また、高温下での電極材料の伝導度測定や単極タイプのセルでの電気化学測定も可能です。
電池材料の改善、プロセスの工夫など、電池性能を向上させるための試験・研究を行えます。