受賞者 | 田中慶吾 |
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授与者 | 一般社団法人 溶接学会 溶接法研究委員会 |
受賞日 | 令和3年8月3日 |
受賞対象テーマ | ティグ溶接における電極近傍の発光領域と電極消耗の関係 |
ティグ溶接におけるタングステン電極はアーク放電の要であり、溶接部の高品質化や生産効率向上などの観点から、長寿命な電極および高精度な電極寿命予測技術の開発が求められている。そこで本研究では、溶接中の電極近傍に出現する傘状の発光領域に着目し、発光分光分析を実施した。電極消耗を抑制するために電極内部に添加されている酸化物が電極表面から蒸発し、電極近傍において発光領域を出現させていることを明らかにした。電極消耗に関連する因子に対してインプロセス計測が可能であることを見出しており、電極寿命予測に大きく寄与する知見である。