受賞者 | 坪井 瑞記 |
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授与者 | 一般社団法人 日本塑性加工学会 |
受賞日 | 令和7年5月15日 |
受賞対象テーマ | 部分的な組織制御による軟鋼板のプレス成形性と成形品強度の向上 |
受賞者は、材料組織学および結晶学の観点から鉄鋼材料の変形挙動について調べてきました。最近では、成形前の軟鋼板にレーザ局所焼入れを施し、部分的に高強度化することで、プレス成形性と成形品強度を同時に向上させる研究を行っています。その結果、円筒深絞り成形において、パンチ肩部を円形に高強度化することで、軟鋼板の成形性をさらに高めながら、590MPa級の高張力鋼板に匹敵する強度レベルの部品を成形できることを明らかにしました。本研究は、塑性加工と組織制御を組み合わせた新技術の確立という点で、学術上・実用上の貢献が大きいと評価され、受賞しました。 |
加工成形研究部 精密・成形加工研究室 研究員 坪井 瑞記 インターネット技術相談窓口 |