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軽金属学会　第23回軽金属躍進賞

受賞者	木村貴広
授与者	一般社団法人軽金属学会
受賞日	令和6年11月8日
受賞対象テーマ	レーザ積層造形法の急冷凝固プロセスを活用したアルミニウム合金の耐熱性向上に関する研究

概要

加工成形研究部　木村貴広研究室長が軽金属学会　第23回軽金属躍進賞を受賞しました

受賞者は、レーザ積層造形法の特長である急冷凝固プロセスに着目し、熱力学計算を援用してアルミニウム－遷移金属系合金から成る新たな合金を設計することで、アルミニウム合金造形体の耐熱性の大幅な向上を実現しました。同造形体は、世界最高水準の高温強度、クリープ特性、高温疲労特性を有しています。また、造形体の組織形成過程について明らかにするとともに、その強化機構を定量的に解明することで、アルミニウム合金のレーザ積層造形体における組織と特性に関する学術的理解を深める知見を見出しました。
以上の業績を評価され、本賞の受賞に至りました。