受賞者 | 山口 拓人 |
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授与者 | 一般社団法人レーザ加工学会 |
受賞日 | 令和5年6月20日 |
受賞対象テーマ | 非モルテンプール型レーザクラッディングによる超耐熱玉軸受(ボールベアリング)の開発 |
製鉄所の機械設備等(連続鋳造炉や熱処理炉)で使用されるロールの軸受には、金属製の耐熱玉軸受が用いられているが、高温・高負荷のために早期破損の恐れがある。また、熱損傷を避けるために冷却機構が必要となるなど、設備の大型化や複雑化を招いている。現行市販品の耐熱玉軸受の使用温度限界は約400°Cであるが、耐用温度を上げることができれば、設備の長寿命化や簡略化など大きな効果が期待できる。本研究では、現行玉軸受の内外輪軌道面に、Ni基金属間化合物をベースとした新規耐熱材料を非モルテンプール型レーザクラッディングにより肉盛することで、600°Cでの使用に耐える玉軸受を開発した。 |