大阪公立大学との共同研究の成果についてプレスリリースしました
大阪公立大学との共同研究の成果についてプレスリリースしました
AIと協働し匠の技術を継承!
金属の破壊原因を分析するための新たな学習手法を開発
大阪公立大学大学院 情報学研究科の上杉 徳照准教授と大阪産業技術研究所の濱田 真行主任研究員らの共同研究グループは、熟練者が分析を行う際に、破壊断面の形状の他に材料などの事前情報を得て判別していることに着目し、破壊断面の画像データと共に金属材料の種類を学習させる新たな手法を提案しました。その結果、材料の種類を考慮せず、断面の形状だけで破壊原因を分析する従来の学習手法では92.4%であった正答率を、98.7%まで、約6%高めることに成功しました。
本方法は、特定の機械学習のアルゴリズムに依存せずに使用できるため、破面解析の分野だけでなく、いろいろな領域や問題に対しての応用が可能となります。
本研究成果は、日本材料学会「材料」の5月号に掲載されました。
本研究の一部は、2021年度JKA機械振興補助事業および財団法人軽金属奨学会研究補助金の助成を受けて行われました。
詳細はこちら(大阪公立大学のホームページが開きます)