2020年度「電機工業技術功績者表彰」にて大阪産業技術研究所と

共同研究を行っている冨士端子工業(株)の研究員が「優良賞」を受賞しました

 

　一般社団法人　日本電気工業会（JEMA）は2020年3月、2020年度(第69回)「電機工業技術功績者表彰」の受賞者を決定しました。大阪産業技術研究所と共同研究を行っている冨士端子工業(株)の研究員が「重電部門」において「優良賞」を受賞致しました。
　本表彰は新製品・新技術開発などによって優れた成果を挙げ、電機工業の進歩発展に貢献した方々を表彰するもので、1952年以来、毎年1回実施しております。
　中小企業が受賞することは珍しく、「審査委員長特別賞」も併せて受賞しました。

 

◆内容

　今回の受賞対象の技術は大阪産業技術研究所の基盤技術である「摩擦撹拌接合技術」を「アルミ・銅変換配端子類の開発」に応用したものです。近年、電機配線において軽量でコストが安いアルミ線が多用されることが多くなってきましたが、アルミと銅の接合には接合部の強度が弱く、電気的特性に問題があるなど様々な課題がありました。今回はこのアルミと銅の接合に関する問題を科学的に解明、問題を解決することで「アルミ・銅変換配端子類」をつくることに成功しました。

　尚、この研究開発を実施するにあたり、経済産業省の「戦略的基盤技術高度化支援事業」及び「池田泉州銀行コンソーシアム研究開発助成金」の支援を受けました。併せてご報告いたします。

 

冨士端子工業株式会社HP

　https://www.fujiterminal.co.jp/

一般社団法人 日本電気工業会HP

　http://jema-net.or.jp/

 

本件　問い合わせ先

・大阪産業技術研究所　森之宮センター
　物質・材料研究部　主任研究員　長岡　亨
・ＴＥＬ：06-6963-8157
・E-mail　：morinomiya(A)orist.jp
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