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精密ネットワークポリマー研究会第17回若手シンポジウムの優秀ポスター賞を受賞しました

有機材料研究部　下川路朋紘　研究員が精密ネットワークポリマー研究会第17回若手シンポジウムの優秀ポスター賞を受賞しました

■受賞タイトル：森林由来の新素材「改質リグニン」を活用したフェノール樹脂の開発
■授与日：令和6年3月5日
■発行団体：高分子学会　精密ネットワークポリマー研究会
■共同研究：国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所との共同研究

【受賞業績の概要】
　下川路研究員らは、上記、研究会にて、森林由来の新素材「改質リグニン」を活用したフェノール樹脂の開発について発表しました。
　改質リグニンは、スギ材に対して、ポリエチレングリコールを添加し、蒸解により得ることができるバイオマス素材です。本研究では、この新しい改質リグニンを用いて改質リグニン変性ノボラック樹脂を合成し、これを原料にして得られる改質リグニン変性ノボラック樹脂成形品の特性について評価しました。
　結果として、改質リグニン変性ノボラック樹脂成形品は、従来の市販ノボラック樹脂成形品に比べ、耐熱性、機械的強度（柔軟性）、電気絶縁性および耐水性が優れていることを見いだしました。