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プラスチック成形加工学会論文賞を受賞しました

物質・材料研究部　垰幸作　主任研究員、山田浩二研究フェロー、東青史　主任研究員、籠恵太郎　主任研究員がプラスチック成形加工学会の論文賞を受賞しました

　プラスチック成形加工学会　論文賞は、贈賞式前年の会誌「成形加工」（1～12 月号）に掲載された研究論文を対象に、独創性、工学的寄与と波及効果、工業的寄与と波及効果、努力度等の観点から最も優秀と認められるもの2編以内を表彰するものです。

■受賞タイトル：レーザーラマン分光法を用いたポリスチレン射出成形品の分子配向解析
■掲載誌：成形加工，2022年，34巻，5号，183-190．
■授与日：令和5年6月21日
■発行団体：一般社団法人　プラスチック成形加工学会
■共同研究：滋賀県立大学　徳満勝久　教授、竹下宏樹　准教授との共同研究

【受賞業績の概要】
　垰主任研究員らは、レーザーラマン分光法を用いて、ポリスチレン射出成形品における配向度や配向方向の分布をミクロンオーダーで解析し、成形品における分子配向が動的粘弾性や加熱収縮の挙動に影響を及ぼすことを見出しました。本論文の成果は、樹脂部品の製造工程における品質管理や、高機能樹脂部品の開発など多方面での活用が期待されます。