ORISTシンポジウム2019(10/31)
掲載日2019年8月9日
ORISTシンポジウム2019(第36回科学技術講演会)
プラスチック射出成形技術 –美と機能を求めて-
人の印象は第一印象で決まるとも言われますが、有益な工業部品であるプラスチック製品についても同じことが言えそうです。プラスチックは、自動車、輸送機器、電機・電子機器、家電品、日用品など、様々な工業製品に利用されており、強度、耐久性、耐熱性などの性能が向上するにつれ、その信頼性を高めてまいりました。しかし、技術の進歩にともない性能差が少なくなると、商品としてのプラスチック製品には、より魅力のある外観品質が求められるようになってきました。
本シンポジウムでは、そのようなプラスチック射出成形品の外観品質、すなわち「美」を追求するための技術的な要素として、「金型温度制御」、「精密転写技術」、「型内ガス対策」に焦点を当てて解説をしていただきます。「美」を追求する技術は、撥水性、親水性、構造色といった「機能」を付与することにもつながり、さらなる魅力の向上に寄与することでしょう。加えて、他の素材にはない、プラスチックの持つ独自の魅力を知ることは商品価値を高めるために重要となってきます。そこで、「デザイン工学」の観点からプラスチックの魅力について解説していただくとともに、時間軸を考慮した「タイムアクシスデザイン」の概念をご紹介いただきます。新商品開発のヒントになる有益な情報が得られる良い機会ですので、ぜひご参加下さいますようご案内申し上げます。
◇日 時:2019年10月31日(木) 13:00~17:25
◇場 所:(地独)大阪産業技術研究所 森之宮センター 3階 大講堂
◇主 催:地方独立行政法人 大阪産業技術研究所
◇参加費:無料
◇定 員:先着100名
◇プログラム:
1.あいさつ
地方独立行政法人大阪産業技術研究所 理事長 中許昌美
2.金型温度制御技術
地方独立行政法人大阪産業技術研究所 物質・材料研究部長 泊 清隆
3.プラスチック、その魅力とタイムアクシスデザインの可能性
~これ以上、プラスチックが悪者扱いされないために~
慶應義塾大学 教授/一般社団法人日本デザイン学会 会長 松岡由幸
4.プラスチック・プラスチック複合材料成形加工による表面微細形状および機能制御
山形大学大学院 有機材料システム研究科 教授 伊藤浩志
5.金型内ガスによる成形不良現象とその対策
日本工業大学 基幹工学部 機械工学科 教授 村田泰彦
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