人の歩行運動からの発電性能を約90倍に高めることに成功
―充電不要な小型ウェアラブル端末開発への応用が期待―
大阪公立大学大学院 工学研究科のSengsavang Aphayvong大学院生(博士後期課程1年)、吉村 武准教授、兵庫県立大学大学院 工学研究科の神田 健介准教授、大阪産業技術研究所の村上 修一研究室長らの研究グループは、U字型の振動増幅パーツを取り付けた小型の振動発電素子を開発し、人の歩行運動で発生する振動からの発電性能を約90倍に増大させることに成功しました。
本成果は、素子の面積を増大させることなく発電性能を向上できるものであり、歩行運動を含む非定常的な振動から、スマートフォンやワイヤレスイヤホンなどの小型ウェアラブル端末を駆動することが可能な発電量を生み出す技術への応用が期待されます。
米国物理学協会が刊行する国際学術誌「Applied Physics Letters」に、2022年10月26日にオンライン掲載されました。
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