内容技術開発、その他
分野油脂・洗剤、有機薬品、プラスチック、食品・発酵、その他
二酸化炭素は、31℃かつ7.4MPa以上にすると超臨界状態となります。超臨界状態とは、気体でもなく液体でもない、両者の区別のつかない状態です。この状態となった二酸化炭素は、様々な物質をよく溶かすという特徴があります。物質を溶かした超臨界二酸化炭素を常圧、常温にもどすと二酸化炭素は気化し、溶質のみを取り出すことが容易にでき、帰化した二酸化炭素を回収すれば、容易に再利用が可能となるので、環境にやさしい方法でもあります。この超臨界二酸化炭素を有機合成反応に利用し、医薬品の中間体の合成に成功しました。この他、抽出等の目的に使用することもできます。