受賞者 | 細山 亮 |
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授与者 | 公益社団法人日本包装技術協会 |
受賞日 | 平成30年12月5日 |
受賞対象テーマ | 確率密度分布を考慮した防振設計のための緩衝材選択指針 |
防振包装設計は、輸送振動に対して製品を保護するために行われる。現状では、輸送振動がガウス型ランダム振動であると想定し、製品に伝わる加速度実効値が低くなるように設計されることが一般的である。しかしながら、輸送振動は非ガウス型ランダム振動であることが多いため、加速度実効値だけでなく輸送振動の非ガウス性も考慮した防振包装設計が必要である。本研究では、非ガウス性を考慮した防振包装設計を確立するために、緩衝特性が非ガウス型ランダム加振時の製品応答加速度の尖度に及ぼす影響を明らかにした。これにより、非ガウス型ランダム加振時における緩衝材選択の手がかりを得ることが可能となる。