受賞者 | 山東 悠介、佐藤 和郎、 北川 貴弘、 川村 誠 |
---|---|
授与者 | 3次元画像コンファレンス2017実行委員会 実行委員長 |
受賞日 | 平成30年7月5日 |
受賞対象テーマ | 凸型放物面鏡を用いた全周観測可能なフルパララックス計算機ホログラム |
本研究では、ホログラフィック3-Dディスプレイの欠点である狭い視域を拡大させるため、凸型放物面鏡を用いた方式を提案する。凸型放物面鏡には、回転対称軸と平行に入射した平面波をその焦点を中心とした発散球面波に変換する幾何学的特性がある。この幾何学的特性を活用し、ホログラムにより変調を受けた波面を放射状に伝搬させることで、90°以上の垂直視域と360°の水平視域を同時に実現できる。数値シミュレーションにより、、本手法の基本原理検証を行った。また、実際に凸型放物面鏡を作製し、それを組み込んだ光学系を構築し、実験的検証も行った。