受賞者 | 萩野 秀樹 |
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授与者 | 社団法人 高温学会 レーザ加工学会 |
受賞日 | 平成20年12月9日 |
受賞対象テーマ | 回折型ビーム整形素子を利用したレーザ焼入れ |
本発表はこれまでに開発した光ファイバー導光用回折型ビーム整形素子 (CGH)の応用研究の成果である。開発したCGHは光ファイバーから出力されたレーザ光の強度分布を所望の分布に整形する光学素子である。本発表では鉄 鋼材料のレーザ焼入れ時の焼入れ深さの均一性を高めることを目的として、CGHを設計、製作し、焼入れ実験を行った。製作したCGHを用いることにより、 レーザ光強度分布をほぼ設計通りの分布に整形することができた。また整形したビームを用いて焼入れを行った結果、焼入れ形状をほぼ計算通りにすることがで き、焼入れ深さの均一性を高めることに成功した。