受賞者 | 左藤眞市 |
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授与者 | 日本コンクリート工学会 |
受賞日 | 令和2年4月23日 |
受賞対象テーマ | Corrosion Mechanism of Steel in Concrete (コンクリート中の鉄の腐食メカニズム) |
コンクリート中の鉄筋は、塩化物イオンが存在する場合や、中性化が起きると腐食が始まる。腐食が開始すると、その鉄さびの体積増加によって膨張圧がかかり、コンクリートにひび割れが発生する。その結果、腐食が加速し、コンクリートの耐荷重能力が低下する。このため、コンクリート構造物の腐食を防ぐことは重要であるが、その腐食メカニズムは未だに不明である。本研究では、アルカリ環境での腐食プロセスを明確にするために、さまざまなOH-およびCl-濃度の溶液中で形成された腐食生成物をラマン分光法で評価した。また、腐食生成物に対する溶存酸素の影響も調べた。さらに、現地調査に基づいてコンクリート中の腐食メカニズムを調べた。
(受賞は、下記URLから確認できます)
https://biz.knt.co.jp/tour/2020/08/conmat20/