取得学位 | 博士(工学) |
---|---|
取得者 | 細山 亮 |
取得大学 | 神戸大学 |
取得日 | 平成26年3月25日 |
包装貨物振動試験は、輸送中に被る振動に対して包装内容品が損傷しないかどうかを事前に確認するために行われる試験である。しかし、現状の振動試験方法では、輸送中に生じる振動を忠実に再現できているとは言えず、過剰梱包や輸送破損事故といった問題がしばしば発生している。本研究では、現状の振動試験方法の精度向上を図るために、路面の凸凹などの影響で発生する衝撃的な振動を再現できる非ガウス型ランダム振動生成方法を提案するとともに、その有効性について検証を行った。提案している非ガウス型ランダム振動試験方法は、従来の振動試験方法と比べて試験精度の向上が見込まれるため、現在大きな問題となっている過剰包装や輸送破損事故の防止に役立つことが期待できる。