大阪技術研の5軸制御マシニングセンタ紹介
大阪技術研の5軸制御マシニングセンタ
大阪技術研では、H28年度にオークマ社の立形5軸制御マシニングセンタMU-4000Vを導入しました。
5軸加工の普及促進を目的として、講習・セミナーで使用するとともに、5軸加工技術の研究にも利用しています。
5軸制御マシニングセンタ紹介動画
5軸加工と、複雑な曲面形状を切削加工する手順について動画で紹介しています。
動画では、アルミ棒からワイングラスを削り出しました。
主な仕様
立型5軸制御マシニングセンタ オークマ(株) MU-4000V (H28導入)
移動量 |
X軸(左右) |
740 mm |
Y軸(前後) |
460 mm |
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Z軸(上下) |
460 mm |
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B軸(傾斜) |
+90~-120 度 |
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C軸(回転) |
360 度 |
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テーブル |
テーブル寸法 |
Ø400 mm |
最大ワーク寸法 |
Ø500×H400 mm |
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最大積載質量 |
300 kg |
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主軸 |
最高回転数 |
20000 min-1 |
テーパ規格 |
HSK-A63 |
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出力(10分/連続) |
30/22 kw |
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その他 |
切削油剤 |
外部クーラント 主軸スルークーラント エアブロー |
オプション仕様
XYZ軸アブソスケール(光学式絶対位置検出)
直線軸については、光学式のリニアエンコーダーが内蔵されています。
絶対位置を検出しフィードバック制御を行うことで、ボールねじの熱膨張の影響を受けない高精度な加工が可能です。
衝突防止機能
NC制御機内で加工機や治工具、ワークの形状を3Dモデルとして再現し、実機操作時にリアルタイムでシミュレーションを行います。
工具や構造物の干渉を計算し、衝突前に装置を停止させることが可能です。
幾何誤差計測補正機能
高精度な5軸加工を行うためには、直線3軸+回転2軸の位置誤差・傾き誤差を正確に測定し、補正する必要があります。
幾何誤差計測補正機能は、テーブル上に固定した測定球をタッチプローブで測定することで経時変化する各軸の幾何誤差を計算し、補正する機能です。測定作業は自動で行われ、10分程度 で完了します。