「素形材産業技術賞奨励賞」を受賞しました
加工成形研究部 四宮主任研究員、白川経営企画監が「素形材産業技術賞奨励賞」を受賞しました
一般財団法人素形材センターより加工成形研究部 四宮徳章主任研究員と白川信彦経営企画監が素形材産業技術賞奨励賞を受賞しました。
受賞に関連した研究テーマ:オーステナイト系ステンレスの高速温間絞り工法の高度化
共同研究企業:石崎プレス工業株式会社
受賞の対象となった技術は、プレス温間絞り工法の高速化を目指したものです。
オーステナイト系ステンレスの温間絞り工法は成形性を大幅に上昇できる工法として広く用いられています。しかしながら、従来工法では3~6 spm程度の生産性しかなく、大量生産品には適さないといった問題がありました。
共同研究企業の石崎プレス工業株式会社と四宮主任研究員らは、高周波誘導加熱を用いた部分的な急速加熱と、加熱と材料送りおよびプレス動作の同期を行うことにより、50 spm程度での生産が可能なシステムを開発しました。また、楕円形状の絞り成形に適した加熱範囲をシミュレーションにより明らかにしました。
本技術に関する過去の情報発信:
日本塑性加工学会/2020.6.12受賞, 金属/2022.5号掲載, 日本塑性加工春季講演会/2021.6.3発表, 素形材/2021.1.29掲載, 日本塑性加工学会誌/2019.12.25掲載
本件 問い合わせ先
・大阪産業技術研究所 和泉センター 総合受付
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