地方独立行政法人大阪産業技術研究所 - 当法人は、(地独)大阪府立産業技術総合研究所と(地独)大阪市立工業研究所が統合し、平成29年4月1日にスタートしました。研究開発から製造まで、企業の開発ステージに応じた支援を一気通貫で提供し、大阪産業の更なる飛躍に向け、大阪発のイノベーションを創出します。

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投2025-0076

発表論文 X線二軸傾斜法による深さ方向残留応力勾配の推定 ― ショットピーニング面の場合 ―
発表者名 ○小栗泰造、田中努、他
掲載誌/掲載箇所

材料
75巻 8号 p.670-676 (2026)

発表日

2026/8/17

概要


ショットピーニング面の表面直下における深さ方向残留応力勾配の推定方法を提案する.従来,応力勾配は2θ対sin(2ψ)線図の非線形性を逆解析することにより求められてきた.提案する方法は,十分に大きいψ角を設定できないためにsin(2ψ)線図で不明瞭な非線形性しか観察できない場合に有用である.この方法は,並傾法(回転角:ψ)と側傾法(回転角:Ω)を併用するX線二軸傾斜法を含むものである.ある傾斜角Ωの下で並傾法のψ角走査により得られる「傾斜面みかけ応力」は,ほぼcos(2Ω)に比例する.応力勾配はその近似直線のy切片から求められ,最表面の残留応力は比例係数から求められる.この方法を異なる条件でショットピーニングした4個の鋼片に適用した.推定結果は,同一試料について電解研磨による逐次研磨測定を行って得た表面直下の残留応力深さ分布と比較した.