概要
ホログラフィック3Dディスプレイの課題の一つに、視野の拡大が挙げられる。しかし、従来の平面型ディスプレイの形態では、180°以上の視野を実現できない。そこで本研究では、凹型楕円面鏡の集光特性を活用することで、この限界突破に取り組んだ。具体的には、二つある楕円面鏡の焦点の一方を視点に固定することで、あらゆる方向からの光をその焦点(視点)に届けることができる。従って、楕円面鏡での反射を適切に考慮してホログラムを設計すれば、360°の視界を有する3Dディスプレイを実現することができる。実際に本研究では、従来手法の視野を凌駕する270°以上の視野を実証した。