概要
Q(t)法は樹脂製電気絶縁材料に蓄積される電荷量の相対評価に用いられるが、他方で漏れ電流測定としての使用例は発展途上であり、例えばオンライン診断に用いる際には電流値の変動がネックとなる。本研究ではノイズ除去のため、等価回路モデルに沿った微分方程式とカルマンフィルタおよび関連技術を使用することで、ポリイミドシート材の漏れ電流測定を精度良く行うことを試みた。その結果、カルマンフィルタおよびRTSフィルタは元データと比較して大きくノイズを低減させることに成功し、さらに得られた結果群からフィルタの設計指針を提案した。本手法および設計指針は精度良い診断のための基礎として有用であると結論付けられた。