地方独立行政法人大阪産業技術研究所 - 当法人は、(地独)大阪府立産業技術総合研究所と(地独)大阪市立工業研究所が統合し、平成29年4月1日にスタートしました。研究開発から製造まで、企業の開発ステージに応じた支援を一気通貫で提供し、大阪産業の更なる飛躍に向け、大阪発のイノベーションを創出します。

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投2024-0077

発表論文 付加製造による突起を利用した鉄鋼とアルミニウム合金の異種金属摩擦攪拌接合材の継手強度に及ぼすめっきの影響
発表者名 ○田中 努、平田 智丈、内田 壮平、中本 貴之、木村 貴広、四宮 徳章、三木 隆生
掲載誌/掲載箇所

溶接学会論文集
第43巻 第1号 p.11-19

発表日

2025/3/21

概要


金属表面に3Dプリンターで造形した突起を有する金属に対して、摩擦攪拌接合を行い、接合中の塑性流動により突起間に材料を充填することによって、異種金属接合材を作製する技術を高度化するために、突起への表面処理が継手強度に及ぼす影響を調査した。鉄鋼とアルミニウムの異種金属接合を想定し、鉄鋼側接合面に、Au、Ag、Cu、Ni、Ni-P、Snの6種類のめっきを施し、接合を行った結果、AgおよびNiめっき材において摩擦攪拌接合中の発熱と塑性流動だけで接合できることがわかり、その継手強度は、未処理材よりもそれぞれ1.3、1.5倍高くなることを明らかにした。