地方独立行政法人大阪産業技術研究所 - 当法人は、(地独)大阪府立産業技術総合研究所と(地独)大阪市立工業研究所が統合し、平成29年4月1日にスタートしました。研究開発から製造まで、企業の開発ステージに応じた支援を一気通貫で提供し、大阪産業の更なる飛躍に向け、大阪発のイノベーションを創出します。

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投2024-0058

発表論文 チタン材料の摩耗特性に及ぼす鉄固溶層の影響
発表者名 道山 泰宏
掲載誌/掲載箇所

熱処理
64巻、6号、2024年12月号

発表日

2024/12/25

概要


チタン材料は耐摩耗性に乏しく、その改善のために表面処理が施されてきた。本研究では、硬化層形成元素として鉄を上げ、純チタンの表面に鉄固溶体の硬化層を形成できるかどうかを試みた。その結果、厚さ0.6 mmで硬さ350 HV以上の鉄固溶層が得られた。鉄濃度9 mass%以上の鉄固溶層ではチタン材料と鉄鋼材料の両者の摩耗量が少なくなった。