地方独立行政法人大阪産業技術研究所 - 当法人は、(地独)大阪府立産業技術総合研究所と(地独)大阪市立工業研究所が統合し、平成29年4月1日にスタートしました。研究開発から製造まで、企業の開発ステージに応じた支援を一気通貫で提供し、大阪産業の更なる飛躍に向け、大阪発のイノベーションを創出します。

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投2022-0089

発表論文 Real-time computing for a holographic 3D display based on the sparse distribution of a 3D object and requisite Fourier spectrum
発表者名 ○山東 悠介、後藤佑太朗、他
掲載誌/掲載箇所

Applied Optics
Vol. 62, No. 19, pp. 5276-5281

発表日

2023/6/28

概要


ホログラフィック3Dディスプレイにおいて、ホログラム計算の高速化が不可欠である。これまでに我々は、3次元フーリエ変換に基づいた高速回折計算法を提案したが、3次元フーリエ変換自体に相応の時間を要する問題があった。本研究では、入力物体の局在性と必要な物体情報(スペクトル)の局在性を活用することで、3次元フーリエ変換を複数の2次元フーリエ変換に分解し、フーリエ変換に要する計算時間を大幅に削減する手法を提案する。フーリエ変換に要する時間に関して、従来法に対して約24倍の高速化を達成し、Full-HDの画素を有するホログラムを170 Hzで実時間計算することができた。