発表論文 |
Real-time computing for a holographic 3D display based on the sparse distribution of a 3D object and requisite Fourier spectrum
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発表者名 |
○山東 悠介、後藤佑太朗、他
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掲載誌/掲載箇所 |
Applied Optics Vol. 62, No. 19, pp. 5276-5281
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発表日 |
2023/6/28
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概要
ホログラフィック3Dディスプレイにおいて、ホログラム計算の高速化が不可欠である。これまでに我々は、3次元フーリエ変換に基づいた高速回折計算法を提案したが、3次元フーリエ変換自体に相応の時間を要する問題があった。本研究では、入力物体の局在性と必要な物体情報(スペクトル)の局在性を活用することで、3次元フーリエ変換を複数の2次元フーリエ変換に分解し、フーリエ変換に要する計算時間を大幅に削減する手法を提案する。フーリエ変換に要する時間に関して、従来法に対して約24倍の高速化を達成し、Full-HDの画素を有するホログラムを170 Hzで実時間計算することができた。