地方独立行政法人大阪産業技術研究所 - 当法人は、(地独)大阪府立産業技術総合研究所と(地独)大阪市立工業研究所が統合し、平成29年4月1日にスタートしました。研究開発から製造まで、企業の開発ステージに応じた支援を一気通貫で提供し、大阪産業の更なる飛躍に向け、大阪発のイノベーションを創出します。

文字の大きさ

ヘッダーメニュー
メニュー

文字の大きさ

投2022-0046

発表論文 Self-support topology optimization considering distortion and overheating for metal additive manufacturing
発表者名 三木 隆生
掲載誌/掲載箇所

Computer Methods in Applied Mechanics and Engineering
Vol. 404, 1, 115821

発表日

2023/3/31

概要


トポロジー最適化は、剛性・伝熱などの物理的な性能を飛躍的に向上できる最適形状を数値計算により創成する方法である。高性能な形状が得られる反面、複雑形状が創成されるため積層造形との組合せが注目されている。しかしながら、積層造形の方式によってはサポート(補助部)無しでは積層が困難な形状があるため、最適化で得られた形状を直接作製することができず、製造効率を低下させてしまう問題がある。そこで本研究ではサポートレスで造形が可能な形状が得られるトポロジー最適化法を構築した。数値計算例を通して本手法がサポートレスで造形できるだけでなく、造形時の課題である熱変形や過熱の抑制にも効果があることを示した。