発表論文 |
緩衝材を介した衝撃波形と衝撃試験の衝撃波形における製品内部への加速度応答の比較
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発表者名 |
○堀口 翔伍、津田 和城、細山 亮
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掲載誌/掲載箇所 |
日本包装学会誌 Vo.31 No.5 p.311-320
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発表日 |
2022/10/1
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概要
輸送中の衝撃から製品を守るための緩衝設計では、許容加速度を基に緩衝材の使用量が決定される。許容加速度は製品衝撃強さ試験により台形波を用いて計測される。しかし、包装貨物中で製品に作用する衝撃は緩衝材により様々である。許容加速度の取得に用いた衝撃波形と包装貨物中で製品に作用する衝撃波形が異なる場合、適切な緩衝設計とならない。本研究では、台形波と正弦半波における衝撃応答スペクトルと緩衝材を介して製品に作用する衝撃による衝撃応答スペクトルを比較した。その結果、緩衝材として発泡ポリエチレンを用いる場合は衝撃試験で正弦半波を、段ボールを用いる場合は台形波を用いる必要があることが示された。