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投2022-0011

発表論文 鉄鋼とアルミニウムの異種金属摩擦攪拌接合材の接合品質に及ぼすツール形状の影響
発表者名 ○田中 努、平田 智丈、内田 壮平、根津 将之
掲載誌/掲載箇所

摩擦接合
Vol.20, No3, 40-55

発表日

2022/7/1

概要


鉄鋼とアルミニウムの接合では、両材料の反応により接合界面に脆い金属間化合物(IMC)が形成され,接合強度の劣化をもたらす。摩擦攪拌接合(FSW)は、接合温度が低く、IMCの形成が抑制されることから、高強度な異種金属接合材を作製できることが知られているが、その形成挙動は明らかにされていない。そこで、FSW中の温度と接合過程におけるIMCの形成挙動を詳細に解析することで、IMCの形成挙動を解明するとともに、IMCの形成を制御できるツールを考案・解析することで、ツール形状がFSW中のIMC形成に及ぼす影響を調査した。