地方独立行政法人大阪産業技術研究所 - 当法人は、(地独)大阪府立産業技術総合研究所と(地独)大阪市立工業研究所が統合し、平成29年4月1日にスタートしました。研究開発から製造まで、企業の開発ステージに応じた支援を一気通貫で提供し、大阪産業の更なる飛躍に向け、大阪発のイノベーションを創出します。

文字の大きさ

ヘッダーメニュー
メニュー

文字の大きさ

投2022-0006

発表論文 レーザ積層造形法における急冷凝固プロセスを活用した耐熱アルミニウム合金の創製
発表者名 木村 貴広
掲載誌/掲載箇所

軽金属
72(2022), 388-394.

発表日

2022/6/15

概要


アルミニウム合金粉末を用いたレーザ積層造形は,その低比重・高熱伝導性を活かし,軽量化部材や熱交換器などの熱制御部品への応用が期待されている。積層造形用アルミニウム合金としては鋳造用Al-Si系合金が標準的に用いられているが,著者らの過去の研究から,Al-Si系合金造形体の強度は150°C以上の高温域において大幅に低下することがわかっている。そのため,高温部材への用途拡大に繋がる素材の耐熱性向上が課題となっている。本報では,著者らが開発を進めているアルミニウム-遷移金属系合金を用いた積層造形用耐熱アルミニウム合金について概説する。