地方独立行政法人大阪産業技術研究所 - 当法人は、(地独)大阪府立産業技術総合研究所と(地独)大阪市立工業研究所が統合し、平成29年4月1日にスタートしました。研究開発から製造まで、企業の開発ステージに応じた支援を一気通貫で提供し、大阪産業の更なる飛躍に向け、大阪発のイノベーションを創出します。

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投2021-0057

発表論文 Holographic augmented reality display with conical holographic optical element for wide viewing zone
発表者名 ○山東 悠介、佐藤 和郎、他
掲載誌/掲載箇所

Light: Advanced Manufacturing
Volume: 3, Article number: 12 (2022)

発表日

2022/3/2

概要


本研究では、専用に設計した反射型光学素子を用いて、ホログラフィックARディスプレイの視域角を拡大させる手法を提案する。この反射型光学素子は、円錐形のホログラフィック光学素子(HOE)であり、狭帯域の反射特性(波長選択性)を持つ。設計波長で反射し、それ以外の波長では透明となるため、実在物体とホログラムによる仮想物体との重畳表現(AR)が可能となる。また、円錐形状をしているため、平面形ホログラムよりも格段に広い視域が実現可能であり、実験的にも140°の水平視域を実証した。実験的検証の他、ホログラムの計算方法や、HOEの作製方法についても説明する。