発表論文 |
日常生活の安全・安心を支えるサイン音の特性に関する研究 ―健康な成人被験者の加齢に伴う聴力変化と主観評価―
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発表者名 |
片桐真子
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掲載誌/掲載箇所 |
AUDIOLOGY JAPAN Vol.65-1
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発表日 |
2022/2/28
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概要
日常生活に欠かせないサイン音に必要な物理特性を把握することを目的とし,20~70代の正常な聴覚を持つ健康な成人被験者に対し純音聴力検査と、1kHzの正弦波を基準に,低音域と高音域に重みづけをしたテスト音に対する印象を「聞こえやすさ」と「音質」の評価語を用いて主観評価を行った。その結果、1聴力レベルの算出には4分法Bが適している、2年齢を問わず「聞こえやすさ」と「澄んだ」に相関が高く,高齢者群では,高音域に重みづけをした複合音の評価が高くなる、3サイン音の特性として,周波数帯域が1k~2kHzの音が有効である、4高齢者にはリクルート現象に配慮した音量に依存しない設計が重要であることがわかった。