地方独立行政法人大阪産業技術研究所 - 当法人は、(地独)大阪府立産業技術総合研究所と(地独)大阪市立工業研究所が統合し、平成29年4月1日にスタートしました。研究開発から製造まで、企業の開発ステージに応じた支援を一気通貫で提供し、大阪産業の更なる飛躍に向け、大阪発のイノベーションを創出します。

文字の大きさ

ヘッダーメニュー
メニュー

文字の大きさ

投2021-0055

発表論文 Effects of stacking sequences of non-hydrophobic cellulose nanofiber dispersion layer on impact properties of carbon fiber/cellulose nanofiber reinforced epoxy composite
発表者名 ○片桐 一彰、奥村 俊彦、川北園美、他
掲載誌/掲載箇所

Mechanics of Advanced Materials and Structures
Vol 123, 114243 (2021)

発表日

2022/1/7

概要


セルロースナノファイバーは、軽量かつ高強度であり、また、日本の豊富な森林資源から精製可能であるため、多様な用途開発が進んでいる。その中で、今後、普及が見込まれるCFRP(炭素繊維強化樹脂)にセルロースナノファイバーを添加し、更に高強度化する方法の研究が活発に行われている。我々は、水性樹脂を適用した方法を開発し、コストのかかる疎水化処理プロセスを不要化できること、静的な強度に加え、CFRPの欠点である耐衝撃性を向上させることができることを見出した。本研究では、更なる衝撃強度の向上に向けて、セルロースナノファイバー層とプリプレグ層の積層構成を検討した。