地方独立行政法人大阪産業技術研究所 - 当法人は、(地独)大阪府立産業技術総合研究所と(地独)大阪市立工業研究所が統合し、平成29年4月1日にスタートしました。研究開発から製造まで、企業の開発ステージに応じた支援を一気通貫で提供し、大阪産業の更なる飛躍に向け、大阪発のイノベーションを創出します。

文字の大きさ

ヘッダーメニュー
メニュー

文字の大きさ

投2021-0064

発表論文 Holographic 3D display with peripheral viewing zone beyond planar holograms
発表者名 ○山東 悠介、佐藤 和郎、他
掲載誌/掲載箇所

Proceedings of SPIE
Proc. SPIE 12025, Ultra-High-Definition Imaging Systems V, 1202507

発表日

2022/3/3

概要


我々は、ホログラフィック3Dディスプレイにおいて、従来の平面形ホログラムでは視域や視野に原理的限界があることを示した。これを解決するため、凸型放物面鏡による広域反射を用いる手法を提案した。しかし、金属製の曲面鏡を用いているため、実在物体との重畳表示(拡張現実表示)や、仮想物体とのインタラクションが実現できないという課題があった。そこで、凸型放物面鏡の代わりに、円錐形ホログラフィック光学素子(HOE)を用いる手法を提案した。HOE作製時の物体波として、凸型放物面鏡を用いているため、原理的には凸型放物面鏡と同じ視域が実現できる。光学的実験により、提案法の有効性を確認した。