地方独立行政法人大阪産業技術研究所 - 当法人は、(地独)大阪府立産業技術総合研究所と(地独)大阪市立工業研究所が統合し、平成29年4月1日にスタートしました。研究開発から製造まで、企業の開発ステージに応じた支援を一気通貫で提供し、大阪産業の更なる飛躍に向け、大阪発のイノベーションを創出します。

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投2021-0040

発表論文 金属積層造形(AM)電極による放電加工― 放電加工特性と深溝加工への適用 ―
発表者名 ○柳田 大祐、中本 貴之、南 久、三木 隆生、内田 壮平、木村 貴広、渡邊 幸司
掲載誌/掲載箇所

電気加工学会誌
第55巻,第140号,156-163

発表日

2021/11/30

概要


金属粉末積層造形(Additive Manufacturing:AM)法は,従来の機械加工では作製することができなかった複雑な形状や内部構造をもった造形体を比較的容易に作製できる技術として,注目を集めている.本研究では,AM法で作製した銅電極(AM-Cu電極)の放電加工特性について調べ,工具電極としての適用の可能性について検討するとともに高アスペクト比深溝加工に適用し,その有効性を検証した.その結果,AM-Cu電極は,従来の純銅電極と同等の放電加工特性を示した.また,電極先端部から加工液を噴流させながら加工することで,アスペクト比の高い深溝加工を高精度・高能率に行えることがわかった.