発表論文 |
Fundamental Study on Sound Source Localization inside a Structure using a Deep Neural Network and Computer-Aided Engineering
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発表者名 |
○喜多 俊輔、他
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掲載誌/掲載箇所 |
Journal of Sound and Vibration Volume 513, No.24
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発表日 |
2021/9/1
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概要
本研究では,機械装置や建物などの構造物内の音源に適用可能な音源探査手法を提案している。現在,マイクロホンと同じ音響空間にある音源を特定させるためには,マイクロホンアレイを用いた到達時間差推定法に基づく探査手法が用いられている。しかし,音源が構造物の内部にある場合には,従来の音源探査手法は適用できない。間接音の場合は,音響と構造物の連成の影響により,観測信号間の相関が強くなるため,直接音の場合よりも音源探査の実現が困難になる。この問題を解決するために,ディープニューラルネットワークとシミュレーションを用いた,構造物内部の音源探査にも適用可能な手法を提案した。提案手法の有効性と実現可能性を数値計算と実験によって検証した。データ拡張を導入した結果,両ドメインにおいて90%以上の探査精度が得られた。