発表論文 |
Enhancement of impact properties of CFRP by inserting the non hydrophobized cellulose nanofiber dispersion layer using an aqueous solution of epoxy
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発表者名 |
○片桐 一彰、奥村 俊彦、川北園美、園村浩介、他
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掲載誌/掲載箇所 |
Mechanics of Advanced Materials and Structures 20,211,954,270
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発表日 |
2021/8/15
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概要
地球温暖化対策としてCO2の排出削減が求められており、自動車や航空機を軽量化し、燃費向上させる技術に注目が集まっている。そのため、軽量かつ高強度な炭素繊維強化樹脂(以下、CFRP)による金属部材の置き換えが進められている。ただ、CFRPは衝撃強度が低く、欠点の一つである。セルロースナノファイバー(CNF)は木材等から精製され、CO2排出量が少なく、強度も高い。そのため、本研究では、プリプレグの間にCNF分散層を挿入し、耐衝撃性の向上を試みた。その際、水溶性電着液を用いることで、コスト要因となるCNFの疎水化処理を削除した。その結果、CNF分散層の挿入によって、シャルピー衝撃値で6%の衝撃強度の向上を確認した。