発表題目 |
交換反応性骨格を有する架橋剤を用いた非可食性バイオべースエポキシ樹脂の作製とその特性 |
発表者名 |
井上 陽太郎 |
発表会名 |
日本化学会第105回春季年会 |
発表日 |
2025/3/28
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概要
非可食性バイオマスであるカルダノールと不飽和脂肪酸と縮合させたのち、エポキシ基を導入し、エポキシ化カルダノール誘導体を合成した。また、バニリンを出発原料とし、可逆反反応性基をもつ架橋剤を別途合成し、エポキシ化カルダノール誘導体と熱硬化させ、ネットワークポリマーを作製した。得られたバイオベース熱硬化性樹脂の13CCPMASNMR測定により、フェノール性水酸基とエポキシ基間で架橋反応が進行していることを確認した。さらに、このエポキシ樹脂を破砕後、190°C、5 Pa、2時間反応させることにより、再生することがわかった。