発表題目 |
ステンレス鋼とアルミニウムの炉中ろう付に関する基礎的検討 |
発表者名 |
岡本 明 |
発表会名 |
第31回「エレクトロニクスにおけるマイクロ接合・実装技術」シンポジウム |
発表日 |
2025/1/28
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概要
SUS304ステンレス鋼とアルミニウム合金との炉中ろう付において,アルミニウムろう付用のAl-Si合金ろう材およびフラックスを活用することができ,ぬれ性が良好で欠陥の少ない接合状態が達成できた.接合部においてSUS304とろう材との境界には金属間化合物層が生成し,主に急冷によって作製した場合に化合物層の厚さ薄くなることがわかった.作製条件によっては最大で80 MPa程度の接合強度が得られ,化合物層厚さと接合強度とを比較すると,化合物層が薄い場合に接合強度が高くなる傾向が認められた.本研究では,接合強度の違いには化合物層の厚さだけが関係し,組成や硬さは関係しないとの結果が得られた.