地方独立行政法人大阪産業技術研究所 - 当法人は、(地独)大阪府立産業技術総合研究所と(地独)大阪市立工業研究所が統合し、平成29年4月1日にスタートしました。研究開発から製造まで、企業の開発ステージに応じた支援を一気通貫で提供し、大阪産業の更なる飛躍に向け、大阪発のイノベーションを創出します。

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口2024-0271

発表題目 Investigation of 3D-printed structures with spinel oxide catalysts for biomass utilization (バイオマス利用に向けた3Dプリントを用いたスピネル酸化物触媒の開発)
発表者名 ○永嶋 良薦、山口 真平、他
発表会名 49th International Conference and Expo on Advanced Ceramics and Composites (ICACC2025)
発表日

2025/1/28

概要


気候変動対策として脱炭素を達成するため再生可能エネルギーの普及が求められており、中でもバイオマスはガス化によってタールを含む燃料ガスへ効率よく変換される。これまで私たちは、Ni-Alスピネル酸化物触媒(NAO)とNAOにジルコニアを添加した触媒(NAZO)が高いタール改質活性があることを明らかにしてきた。一方で、一般的な触媒成型には造粒法ならびに押し出し成型法等があるが、いずれもトレードオフの関係にある圧力損失低減とおよび表面積の向上がともに求められる。本研究では、3Dプリント技術を用いることでこれらのトレードオフを覆すような構造体ができるかを目指した。