口2024-0262

発表題目	Improved robustness of spinel oxide catalysts for biomass utilizations.(バイオマス利用に向けたスピネル酸化物触媒の強度向上)
発表者名	○山口 真平、永嶋 良薦、陶山 剛、他
発表会名	49th International Conference and Expo on Advanced Ceramics and Composites (ICACC2025)
発表日	2025/1/26

概要

カーボンニュートラルに向け再生可能エネルギーとしてのバイオマス利用が求められている。バイオマスはガス化により水素や一酸化炭素を含むガス化ガスへ変換できる。ガス化ガスは配管やフィルターを閉塞するタールが含まれている。既往の研究で、Ni-Alスピネル酸化物(NAO)を還元した触媒によりタールを効率よく改質できることを明らかにした。転動造粒により多孔質アルミナへ担持されたNAOの強度は低く、触媒が容易に剥離する。従来の圧壊強度の評価では剥離性を評価できないため、触媒を振動することにより剥離性を評価した。ジルコニア添加によって触媒の活性を保ちつつ剥離を低減することができた。これらの結果はより安定、高効率、安価なバイオマス発電システムに貢献する。